自己破産の手続き中に入院したら、手続きはどうなる? 管財事件で私が確認していること

自己破産の手続きの途中で、病気やけがで入院することがあります。
「手続きが止まってしまうのでは」「裁判所に行けないと、借金が免除されないのでは」と心配になる方も多いと思います。

弁護士水谷真実の写真で背広をきて写真をとっております
弁護士水谷

新宿区新大久保で債務整理などに力を注いでいる弁護士の水谷真実です。

先日、管財事件で担当している依頼者の方が入院され、私が病院へ伺って状況を確認しました。
この記事では、手続き中に入院したときの扱いと、私が弁護士としてどう対応しているかをお伝えします。

入院しても、自己破産の手続きは続けられます

入院したことだけを理由に、自己破産ができなくなることはありません。
ただ、「管財事件」の場合は、ご本人が関わる場面があります。
管財事件とは、裁判所が選んだ「破産管財人」(財産の調査などをする弁護士)がつく手続きのことです。
管財人との面談や、裁判所で開かれる「債権者集会」(手続きの進み具合を報告する場)には、原則としてご本人の出席が必要です。
入院中で出られない場合は、期日を変えてもらうなど、裁判所や管財人と相談して進め方を調整します。

入院したとき、私がまず確認すること

今回、裁判所からは、ご本人が入院していることが分かる証明書を出してくださいと言われました。
ただ、ご本人はご病気のため、一時的にうまく話すことができない状態でした。
そこで、私が直接病院へ行って、状況を伺うことにしました。

入院している階の受付で事情を説明し、弁護士として会いに来たと伝えたところ、問題なく中に入れていただき、ご本人に会うことができました。
実際に行ってみると、ご本人はそれなりに元気そうで、よかったです。

病院では診断書をいただきました。
また、ちゃんとそこに入院していることが分かるように、病院の方とご本人の同意を得て、入院している状況の写真も撮影させていただきました。
その後、受け取った診断書や写真を、管財人を通じて裁判所に提出しました。

気をつけたいこと:入院したことは裁判所に伝える

自己破産の手続き中に、泊まりがけの旅行などで住んでいる所を離れるときは、裁判所の許可が必要です。
入院も、同じことがいえると思います。
自宅から病院に移ったのであれば、そのことをちゃんと裁判所に伝えないといけません。

体調が悪いと、連絡が後回しになってしまうことがあります。
でも、何も言わずに期日に来られないと、手続きに協力していないと受け取られかねません。
また、入院すると医療費がかかったり、保険の入院給付金が出たりと、お金の動きも変わります。
こうしたことも、管財人に報告しておく必要があります。

弁護士の活用のしどころ

入院中に、ご本人が裁判所や管財人とやり取りするのは大変です。
今回のように、ご本人がうまく話せない状態であれば、なおさらです。
代理人の弁護士がいれば、病院へ行って状況を確認し、診断書などの資料をそろえて、管財人や裁判所に伝えることができます。
ご本人は、治療に専念していただくことができます。

私の所感(現場の肌感覚)

債務整理のご相談を受けていると、事情は人それぞれです。
ただ、体調を崩して一時的に働けなくなり、債務整理をされる方はいらっしゃるなと感じます。
ほかにも、遊興費などで使ってしまい、どうしてもやめられずに借金がかさんでいった、という方もいらっしゃいますね。

新宿は都会のど真ん中ですし、ややもすれば孤立しがちになるかもしれません。
そういうときは、周りのサポートを頼ったり、誰かに相談してみたりするのがいいんじゃないかなと思います。
手続きの途中で体調が変わったときも、まずは担当の弁護士に知らせてください。

自己破産の手続き中の体調の変化に不安をお持ちの方は、弁護士にご相談ください。
お電話:03-6279-3177
お問い合わせフォーム:こちらから
LINEでのお問い合わせ:こちらから

※最後に 実際の事例を元にしておりますが、事案の特定ができないように状況や当事者等を変更しております。なお、あくまで参考例であり、事案によって解決内容は異なります。

水谷弁護士が相談者と相談している場面です

まずはお気軽にご相談ください

状況をうかがい、今後の進め方を一緒に整理します。
ご相談だけでも大丈夫です。

この記事を書いた人

弁護士水谷真実の写真で背広をきて写真をとっております

弁護士水谷真実

こんにちは!新宿区新大久保駅の近くで、弁護士をしております。弁護士として10年を超えて活動しております。このサイトでは、借金などに悩まれている方に向けて書いております。
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